→がんだむ←
□329.腕の中で
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待っているのは俺
待たせてるのはディアッカ
俺の大切な恋人
待ってて
そう言われてから随分と時間が経ってしまった
だから、かな
人込みの中、一生懸命に背伸びをしながら貴方を探したのに
見つけた時には悟ってしまった
自分がもう過去の存在になってしまったことに
だって貴方の隣りには
貴方に似合いの女が
貴方の笑顔が
そこにはあったから
ただ側にいられれば、それで良かった
あの頃とは、もう違う
もう、戻れない
この喪失感は何?
あぁ、そうか
俺は裏切られたんだ