→リボーン←

□256.洗濯
2ページ/8ページ

獄寺side











これといって、することも無いから
何となく外に出て
何となく街をぶらつく
手を組んで歩く男女やキャッキャと騒ぐケバい女とか
道端に座り込んで会話する若者とか
明らかに怪しい取引をしているオジサンとか
そんなのが至る所に散乱してて
やっぱり帰るか、と来た道を戻りかけた時
ふと、ジーンズのポケットに突っ込んだ手が空振りしたことに舌打ちをした




煙草…切らしてたか




仕方なく、そこらへんの店で煙草を買って外に出ると
隣りのカフェに突っ立っていた親父が
何故か小走りでこっちに向かってくるもんだから
またかよ、とか思いつつも
何だか嫌けがさして
近くの細い路地へと滑り込む












次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ