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□241.発見
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自分に向けられる視線に気付き顔を上げると目の前には獄寺がいた。
心配そうに投げかけられる視線と目が合うと、ほっとしたように微笑んだ。
「10代目どうかしたんですか?もしかして具合でも悪いとか」
大丈夫ですかと問いかけた後自分の腰にガッチリ絡みついている腕を外そうともがき
始めた。
「コラ話せ。この野球馬鹿」
「えー。獄寺つれないー」
「つれて堪るか!」
そっと腰を上げて獄寺の背後を覗き込めば、そこにはやっぱり山本がいて。
獄寺が自分に気を取られていたのが不満なのかジッとこちらを睨んでくる。
ツナはごめんと一言こぼしてベランダに出て行った。

外は部屋着で出るには少々寒かったが頭を冷ますには申し分ないくらだった。
今日は獄寺と山本とツナと三人で年越しそばを食いながら新年を迎えようという事に
なっている。
しかし、よく考えてみれば山本と獄寺は付き合っている。
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