→ぷりんす←
□NO TITLE
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どんな時だって たった一人で
運命忘れて 生きてきたのに
突然光の中、目がさめる 真夜中に
静かに出口に立って 暗闇に光を撃て
「アメリカに行く」
そう言われたのはつい先程
手塚がぶっきらぼうに話すなんてのは当の昔から知っている
幾ら自分の弱さを認めない俺様でもそれ位知っている
手塚は有力なテニスプレイヤーだ
それも当たり前
自分とは立っているステージが違う
幼馴染で何をするにもいつも一緒だった
あの頃とは違う
遊びじゃないんだ
手塚はテニスがないとやっていけない
地に立っていられない