腐女子×王子様
□新たな世界
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「...ほな、行こか、お姫様...。」
「きゃー、王子様あー」
「自分黙とったら可愛ええのに...きっしょいわー。」
私たちは今氷帝学園校舎の前に立っている、どこかで見た気はするんだけど...
なんだか、子供の頃の子供の頃の記憶だったかのようにすごく、薄く曖昧過ぎる...。
「なんか、いきなり表情が寂しくなっとるで...?どないしたん??」
「...あっ!ごめん、私朝ぼーっとしちゃうんだよね、あはは。」
「...そうなんや。」
なんか辛気臭くなってしまったな...
これもあれも全て私のせいなんだなあ...
って思うと軽く凹むから、止めてしまう。
「...っていまさら何やけど...自分ここの制服何処で手に入れたん??」
「...うーん...よく分からないけど、置いてあった。」
「ほんまかいな。」
「ほんとよーん♪」
「だから気も岩」
「へ?」
「違うねん、キモいわ。」
とことこと、廊下を歩いていると、なんと...あれは...
...誰だっけかな...?
「おはまやちゅちゅちゅで、ござんす!」
「大丈夫かいな...自分、さっきよりも跡部に会って、より一層キモち悪くなっとんで...?」
「アーン?...なんだ、忍足かわいいこつれてんじゃねーの?」
「...あなたが、跡部有士??」
「「何合体してんだよ!!(しとんねん!!)」」