秘密の小部屋

□Dew-ナミダノシズク-
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Dew-ナミダノシズク-


虹色の風を追いかけては
いつも途方に暮れる
いつも、隣にいた
君さえ……無くしてしまい
不器用な僕だから
きっといっぱい傷つけたよね?
でも君はそんな時でも
笑顔でいてくれたのに

紡いだコトバは唄にして
風に流しているけれど
もう、それさえもできないよ!
君がいないから……


君の声が聞こえた気がして
そっと空を見上げてみると
見たくなかった今までが
次々と浮かんできて…
2人で笑って過ごした日々は
もう二度と戻ってこない

もう…戻らない
たとえ君が振り向いても……






走ってく君を追いかけては
いつもどこかで見失って
止まってみて、幻と
初めて気づくくらいで
「やっとつかまえた」と
服の裾を引っ張ってみると
一瞬で…空に変わって
直ぐに見えなくなってしまう

僕と君の記憶はそこで
止まっているのに…
君は止まっているのに!
僕だけ進んでしまう……


君を探してここまで走って
息を切らしていると
今までの記憶が
次々と浮かんできて…
2人が離れてしまったことは
運命だった気がして

もう、戻らない………
たとえ僕が追いかけても…



明日を求めて生きるなら
君を裏切ることになる

そんなことする自分が
怖くて堪らなかった

僕はこれから どこを見つめて
生きていけばいいの…?





君の声が聞こえた気がして
そっと空を見上げてみると
見たくなかった今までが
次々と浮かんできて…
2人で笑って過ごした日々は
もう二度と戻ってこない

もう…戻らない
たとえ君が振り向いても……

たとえ僕が追いかけても……

たとえ君が振り向いても……。










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