中央

□刀と鞘
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これ、冗談であって欲しい…。

自分の体の上に物凄く熱い熱が乗っかっていて、その熱に飲み込まれそうな恐怖とルフィは戦っていた。

「お前…、ゾロっ!ここから退けっ!…船長命令だぞ…。」

「……俺は、そりゃ色んな船長命令を聞いてきたさ。けど、今回だけは聞けねぇ。」

ルフィを床に倒し、その肢体を頑丈な己の体で抑えつけながらゾロは、ふてぶてしく笑いながらこたえた。

「…ふ、ざけんな…っ!」

「ふざけてねぇ!!」

「ゾロ…。」

「お前は俺を選んだろ?同じ船にのれって言ったろ?長い航海をして、それは必然だったんだと俺は悟った。何故だと思う?」

「…知るか。」

「お前は鞘だからだよ。」

「は…?」

「俺が刀で、お前は鞘だからだよ。」

「………、…っあ…。」

「どんなに血を吸った刀でも、鞘は収めてくれんのさ。」

「…くっ!…ぁあっ…やめっ!…ゾ…!」

ゾロの語りに気を取られていたルフィは、今の状態をすっかり忘れていた。

まさにゾロは己の雄の象徴を、刀のように自分の肉体に刺し込もうとしていたのだ。

それを受け入れるための場所ではない排泄管は、いくらゴムの身体のルフィにも相当な圧迫感を与えた。

「……やだっ…抜けぇ…アァっ…!」

「出逢っちまったら最後。俺の戻るとこはお前なんだ、ルフィ。刀のない鞘なんて、鞘のない刀なんて、有り得ないだろ?」

呼吸一つ乱さずゾロはルフィの内に、己を推し進めていく。

「…ああぁっ!…やっ…奥…!」

「だから、お前を抱くのも当然だろ?」

「……やあぁぁっ、…やだ、…やっ、ゾ……!」
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