中央
□眩暈
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昼の白々しい愉快な関係も、
夜の闇では溢れ出す液体を注入しあう仲になる。
「…ンあぁ…ッ…。」
ルフィの淫らな声を聞けば、ゾロの分身はルフィの胎内を一層掻き乱し理性を奪い取った。
「…アァ…っん、いい…いいよぉ…ぞろぉ…。」
「…どこが、いいんだ…ルフィ…?」
もう意識は混濁して、快楽の狂気に満ちた瞳を、ルフィは気だるくゾロに向けた。
「…ぞろが…ァっ…入ってるとこぉ……ン。」
ゾロは意地悪くルフィを辱めるように、見下したように笑った。
「…男に、突っ込まれて気持ちいい、のかよ…。」
すると、ルフィはその瞳を悔しそうに細めた。
「…ゾロがぁ、こうしたん…っっ…ヤァッ!!」
甘ったるいことを言うルフィを黙らせるため、ゾロは腰の律動を速めた。
「…やっ…やめっ!…アァ……!」
下半身を襲う快感に、ルフィは震える手を必死にゾロの背中に伸ばそうとした。
この男がいるから、この快楽はあるのだとわからせるために、ルフィはゾロの逞しい背中に手を伸ばそうとした。
しかし、下半身の熱はゾロの分身によって放出を強制されて、伸ばされた手は虚しく空で更に震えるだけだった。
「…ア…アァ……イクっ…!!」
ゾロをくわえ込んだ胎内を、卑猥にひくつかせルフィは白濁の液体を放出した。
その胎内の圧力に、ゾロも意識を持っていかれ、決して妊娠しない場所に精液をぶちまけた。
「クッ…!」
ゾロの熱い呻きを遠くに聞き、ルフィは自分の胎内に出されたものを感じた。
「…ぁ……ゾロの、精液…熱ぃ……。」
まだ熱の余韻が支配する互いの身体は、力なく折り重なっていた。
けれど、終わってしまえば、現実の海の波音が近くに感じて、徐々に熱を奪ってゆく。
そうすれば、身体の滑りはただの不快感を増す代物にしか過ぎない訳で、ゾロはゆっくりとルフィの胎内から自身を引き抜いた。
すると、ルフィの蕾から栓を無くした体液が流れ出た。まるで、それが痺れ薬だったかのように。
耐えられない感触に、ルフィは顔を歪めた。