★silver★
□Blood
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高杉は今日もまたあの場所へ足を運ぶ。
鬼兵隊の艇の高杉以外誰も足を踏み入れようとはしない、あの場所へ。
そこになにがあって高杉が何のためにそこへ行っているのか、それは誰も知らない。
知っているのは高杉本人と――――
「今日も来やがったのかコノヤロー。」
もう何年もこの暗く湿った部屋に監禁されていてなお、その目に宿った強い光が消えることはない。
銀時のその光が消えるのを見る、高杉はそのために銀時を監禁した。
「まだ減らず口が聞ける見てェだなァ?昨日あれだけ腰振ってよがってやがったのはどこのどいつだろォな?」
銀時がこの部屋に監禁されて以来毎日行われる行為。
高杉は容赦なく銀時を毎日犯す。
年月を重ね、銀時の体は既に高杉のものとなっていた。
「テメェに抱かれてよがってたわけじゃねェよ。頭ン中で好きな奴に抱かれてると思ってただけだ。」
しかしその心だけは、いつも別の何かを見ている。
それが気に入らなくて高杉はより酷く攻める。
ただ銀時を手に入れるために。
「ククッ、言うじゃねェか。今日もいい声で啼けよ…?」