猫のお話

□みんな大好き!ぬこぬ皇帝
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みんな大好き!ぬこぬ皇帝



ぬこぬこ会話文2

勘違い
陛下:「わ〜い!占部ちゃんにジャガイモたくさんもらったにゃ〜!」
スザク:「よかったねー!ルルーシュの大好きなフライドポテト、食べ放題だね!」
陛下:「フライドポテトだけじゃにゃい!ジャガバタとかポテサラとかコロッケとか肉ジャガとか、ジャガイモ料理が食べ放題にゃ〜!」
スザク:「でも君ちったいからねぇ、いっぺんには食べきれないよね。だからジャガイモは冷暗所に保管しておかなきゃね」
陛下:「………レ、レイアンジョ?にゃんでそんにゃところに…」
スザク:「え?だってこのまま置いといたら芽が出ちゃうし、腐っちゃうよ?」
陛下:「だ、だからってレイアンジョにゃんかに保管しにゃくても…冷蔵庫でいいんじゃにゃいか?」
スザク:「冷蔵庫だと冷えすぎちゃって味が落ちるって聞いたことあるよ?このまま麻袋かなにかに入れて冷暗所に置くのがいいんだって」
陛下:「そ、そうか。そんにゃら仕方にゃい。でもレイアンジョじゃジャガイモを取りに行くのが怖い気が…」
スザク:「ルルーシュは怖がりさんだなあ。じゃあジャガイモ食べたくなったら僕が一緒に取りに行ってあげるよ」
陛下:「約束だからにゃ!ジャガイモ取りに行く時は、スニャクが付いて来るんにゃぞ」
スザク:「はいはい(暗い所が怖いなんて…あ〜ルルーシュ可愛いなぁ)」
陛下:「しかし…ここは皇宮だし軍施設やら医療施設もあるからレイアンジョの一つや二つもあるが…一般のご家庭では大量のジャガイモをどこに保管するのかにゃ?」
スザク:「え?一般のご家庭にだって、冷暗所の一つや二つあるでしょ?」
陛下:「え?あるのかにゃ?」
スザク:「あるよ。台所の片隅とか風呂場の脱衣所の隅とか。わざわざ台所の床下に半地下で貯蔵庫みたいに作ってあるお宅もあるし、ガレージの隅っこの方とかに作ってるのも見たことあるよ」
陛下:「そ!そんにゃところにレイアンジョをーっ!?」
咲世子:「あの、ルルーシュ様?冷暗所は霊安室ではありませんからね?霊を安めるではなく、冷たくて暗いですからね?」
陛下:「え?」
スザク:「え?って、え?」
咲世子:「やっぱり勘違いなさっておいででしたか」(ルルーシュ様ったら…クスクス)


ぬことかたつむり
陛下:「で〜んでんむ〜しむしこ〜たつむり〜♪」
スザク:「ルルーシュ、こたつむりじゃなくてかたつむり。こたつむりじゃ冬のぬこだよ」
陛下:「ちょっと間違えただけにゃ!それに俺は冬でもこたつむりじゃにゃい!」
スザク:「そ〜かな〜?君、寒くなると炬燵から出てこなくなるじゃないか。書類も炬燵から手だけニュッと出して受け取るし」
陛下:「ま、まあたまにはそう言うこともあるにゃ」
スザク:「ところでさ、かたつむりって巻き貝の一種だって知ってた?」
陛下:「当然にゃ。あれは陸生の巻き貝で、有肺類という分類にゃ。そのにゃかで殻のあるものをかたつむり、殻が退化してにゃくなゃってしまったものをニャメクジと言うにゃ。雌雄同体で雑食、ただし殻を維持するためにカルシウム摂取が必要で、雨の日のブロック塀にかたつむりが集まるのは、コンクリートに含まれるカルシウムを摂るためにゃ。口には細かい歯が数千本あって、固いコンクリートもゴリゴリ削って食べるんにゃぞ。空気が乾燥してくると、ネバネバした体液をセルロイドのように固めて殻の入り口を塞ぎ、柔らかい体を守るにゃ。体は全身が筋肉で出来ていて…」
スザク:「うわあ、ルルーシュのうんちく魂に火をつけちゃったかも」
陛下:「聞いてるのかにゃ!?スニャク!」
スザク:「聞いてます!聞いてます!」
陛下:「それでだにゃ、かたつむりは食用にされることもあるが、寄生虫がいることも多く…」
スザク:「ねぇルルーシュ、巻き貝食べたくない?」
陛下:「にゃ?エスカルゴ?」
スザク:「いや、今から海に行ってサザエでも取ってこようかと」
陛下:「にゃ!サザエ食べるにゃ!食べたい!食べたい!アワビもウニも食べたい!ついでに伊勢エビとハマグリもあったら嬉しいにゃ!」
スザク:「イエス・ユア・マジェスティ!仰せのままに。じゃ、ちょっと一狩り行ってきまーす!」
陛下:「スニャク〜!マグロも頼むにゃ〜!」
咲世子:「ルルーシュ様…また食べ物で誤魔化されて…ホロリ」
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