学園小説

□Happily
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銀魂学園は一年、二年は同じクラスのままだが三年になると就職クラスと進学クラスに別れるようになっている。

入学式が始まる前に姉のお妙とクラス割りが貼り出されている玄関前にある掲示板を見ていた。

「あら、新ちゃんとクラスが違うのね。残念だわ。でもお昼は一緒に食べましょうね」
と姉がにっこり笑った。
「はい。隣のクラスだし、体育は一緒ですよ」

二人仲良く手を繋いで体育館に向かった。

体育館で姉と別れたら後ろから肩をポンッと叩かれ、振り返ると坂田先生が立っていた。

「あ、先生お久しぶりです」
とペコリと頭を下げて挨拶をした。

「あぁ。メガネどうだ?」
「はい調子いいですよ」
と、にっこり笑った。

―やべっ。やっぱ心もってかれてる―
と銀八はキュンとした胸をおさえた。

「先生?大丈夫ですか?」
銀八が顔を赤くして胸をおさえてたので新八は心配そうな顔をした。

「あ、あぁ。大丈夫」

―だからそんな顔すんなって―

「じゃあ僕、自分の椅子に「あ、あのさ」

「はい?」

「帰り時間ある?渡したいものがあるんだけど…」

新八は首を傾げた。
「あ、はい」
なんだろう?と思いながら銀八とわかれ、座椅子についた。

姉のほうを向いたら手を振っていた。
それがすごく恥ずかしかったけれど振りかえした。

入学式も終わり自分のクラスへ行き、自己紹介をしたりして終わって廊下に出たら姉が待っていた。
「新ちゃん。帰りましょうか」

「あ、待ってください。ちょっと用があるので玄関で待っててくれませんか?」
と、姉に言った。

「そうなの?じゃあ待ってるわね」
笑顔で姉はそう言い、行ってしまった。

職員室へ向かい、ドアを開け
「失礼します。坂田先生いますか?」
と顔を出した。

「お、来たか。」
銀八はこっちこっちと手招いていた。

職員室の中に入り先生のところまで行った。
「はいこれ。」
と袋を渡した。

「なんですか。これ」

「開けてみ。入学祝い」

新八は首を傾げ、開けた。
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