Book special

□麗華、それと男
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※学パロです。
※男子校です。





−さぁ、綺麗な華には
何が集まるのでしょうか?
















「もう少しで学祭だねー」
「そうだなー」


気だるい午後の授業を終え、ミカゲとクロユリは教室で学園祭の事を話していた。


「生徒会で、何か出来ないかな」
「フラウ先輩とか考えてそうだけどな」
「そうかな?」


二人は生徒会に所属しており、その生徒会では毎年出し物をするのだ。
それに関しては、同じく生徒会メンバーのフラウとヒュウガが中心になって動く。


「…て言っても此処、男子校だからねー」
「大して華がねーんだよな、女性客もあんま来ないし」
「誰か女の子呼んでくれないかなぁ」


−七霊学園は男子校で、学園祭と言ってもほとんどが男性で埋め尽くされる。
女性と言えば、保護者や、良くても兄妹。
…どうやら物足りなさを感じている様だ。


「女装とかしちゃう?」
「…え」
「だから、女装」


クロユリがさらりと言うと、ミカゲは馬鹿の(←)頭をフル活動させる。
そして。


「それだ!!!!」
「え!?」
「生徒会の出し物はそれに決まりだ!!!」
「えぇー!!?」


学園祭の出し物案その一が完成したのである。
“その一”と言っても、こんな美味しい話にあの二人が喰いつかないはずもなく…。






「「断然それに決定!!!!!」」






七霊学園生徒会、今年の学園祭出し物は
『女装コスプレコンテスト』
に決まったのでした。
…え?誰が女装するのかって?
それは皆さんお分かりのように………
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