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□「Mary Xmas!」
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「おはようございます♪」
「え…春菜?…おはよう」
「…おはよう、ございます」
「ふふ、今日も一日がんばりましょうねっ」
「…あ、うん」
「…え、えぇ」
「ふんふふんふふーん♪あはっ、あははっ」
「…ねぇ、なにこれ」
「…さぁ…。何かとてもいいことがあったのか又はこれからおこるのか…」
「…こんな上機嫌に挨拶されたの初めてなんだけど…」
「それはそれで上司としてどうなんですか」
「あ、ノボリさーん!」
「あ、はい。 何プレイをお望みですか?」
「(Σいきなりセクハラ!? …これ春菜、怒るでしょ…)」
「あははっ、やだなぁ、ノボリさん!普通に話しかけただけじゃないですかぁ」
「…!!」
「!?春菜が…怒らない!?」
「えー?クダリ、何言ってるの?どうして私が怒るのよ、もう。相変わらず面白いんだから」
「……重症だ」
「激しく同感です…」
「あははっ、あは!」
「…軽く壊れてるよねこれ」
「一体何があったのでしょうか…」
「ふふっ、ノボリさん、ここにある書類持って行きますね♪」
「あ、書類は全てわたくしにまわしてくださいまし」
「そんなこといって!体壊れちゃいますよ?たまには休まないと…だーめ☆」
「…春菜」
「はい?」
「抱いていいですか?」
「いいわけあるかぁぁぁあああああ!!!」
「うぐ!!…も、もとの春菜に…!」
「ったく…、ノボリさんは通常運転すぎます…!」
「これがわたくしですから」
「立ちなおり早すぎません?…もう、今日はクリスマスって言うのに…!」
「「クリスマス??」」
「…え、まさか…知らないんですか?」
「いや、流石に知ってるけど…」
「もうそんな時期でしたか…」
「…働き過ぎて頭おかしくなってるんじゃないですか…」
「でも僕ぜんっぜん仕事してないよー?てへぺろ☆」
「…貴方はもっと欲を抑える事です…」
「ノボリさんに言われたくないと思いますよ?」
「何を言っているんですか!わたくしが春菜の為にどれだけ性欲を我慢していることか!!」
「知らん。そして死ね」
「ねぇねぇ、そんなことよりさぁ、春菜が機嫌良かったのってもしかしてクリスマスだから?」
「…そりゃあ、そうだけど…」
「ふむ。確かに朝から雪が降っていましたね」
「そうですよ、雪!雪ですよ!テンションあがりませんか!?」
「いえ、全く」
「や、全然」
「…」
「寒いし触ると冷たいし、雪が降ると通信線や線路の凍結にもつながりますので、昔から大っ嫌いです」
「上に同じく」
「…げ、現実的…」
「いい大人が現実逃避なんてしてられませんのでね」
「…あ、あぁ、そうですか!」
「で?」
「…は?」
「何か渡すものはないんですか、わたくしに」
「あ、僕にも僕にも!」
「…うっわ、すごい図々しいですよ……二人とも…」
「こうでもしないと春菜は素直じゃないから渡してくれないでしょう?」
「それにツンデレだしねー」
「失礼な!…本当に失礼な!…………ちゃんと、あげますよーだ!」
「っと、な、投げないでよ危ないなぁ!」
「うるっさい!あげるんだから感謝しろ、白衣マスター!」
「…いっちゃった」
「本当に素直じゃないですねぇ…。…それで、何を投げられたのですか?」
「…んー、ちっちゃい箱二つ」
「あけてみましょう」
「…!…チョコ?」
「…ほう」
「…わあ、クリスマスツリーだ!すごい!」
「もう一つはサンタのようですね」
「…もう、可愛いなぁ、春菜は!」
「それでこそツンデレ、ですよ」
「それにしてもチョコって…なんでチョコ?」
「さぁ…、もしかするとチョコの媚薬効果に期待して襲って欲しいのでは?」
「ああ、なーるほど!じゃあ早速夜這い、いっとく?」
(ゾクッ…)
「?…なんか悪寒が…」
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うpするのおっそくてすいません
ていうか今頃クリスマスネタ…