僕らのVestsweetvv

□認めてあげる
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「っ…ペンドラ―!」

チェレンの最後のポケモンはペンドラ―。
そして、相手の最後のポケモンはシュバルゴだった。
額に汗を浮かべていることから、チェレンが押されていると見てとれる。

「…チェレン、とか言ったな?お前、中々やるじゃねえか」

嘲笑うでもない、馬鹿にしているでもない、少し尊敬が籠った声で、相手の男は笑う。
チェレンもに、と口角をあげて

「それはどうも」

と返した。

…。
…まあ、そんな余裕をもっていはいるが…。
実際、かなり不味い。




しかも、負けた方は最上階に落とされる、と言うのだ。
これは困った。
僕は1階だけど、まだ地下があるのだろう。


「シュバルゴ、きりさく!」

「くっ、避けろペンドラー!」

まだまだペンドラーは動ける。
だが、確実にこのままじゃ負ける。
駄目だ。僕は、助けに行くんだ。


「…残念だが、そんなに時間はかけられないのでね。次で最後だ!」



「…いいだろう。僕も、これに全身全霊をかけてやる」



次だ。

次で最後だ。






何で行く?






何が…



何がいいんだ…?





「行くぜ…!シュバルゴ、シザークロス!」


何が…?





…そうだ。




「シュバアァ!」





「ペンドラー!





――――――だ!」











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