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□おかえりなさい
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去年の3月、奴は居なくなった。
私を残して、居なくなった。
冬
それは突然やってきた1人の客から始まる物語である。
「「「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を?!!!」」」
「は、はい…そうです」
万事屋に響き渡る銀時、新八、神楽の声に怯み小さくなるおじさん(本日の依頼人)。
「その、私たちの国の王様がたまたま拝見いたしまして…お気に召したようでして、あの…」
「「「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲が??!!!」」」
「はい…それでですね、私たちの国にも作っていただけないでしょうか、その…ね、ねおあーむさいく…」
「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲ね」
銀時が鼻をほじりながら言うと神楽は目を輝かせた。
「銀ちゃん、行くっきゃないネ!行って私たちのネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を見せつけてやるアル!」
「そうですね、他国にも行ってみたいですし、他国の人たちにも是非ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の完成度を見せつけてやりたいです。で、どこの国の方なんですか?」
「フィンラソドです、王の名はサンタ●ロースと申します。」
「え、サタンさんネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲好きなの?」
「いや、サンタさんね」
「サンタンサン、プレゼントくれるアルか?くれるならネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の左の玉がいいネ!」
「いや、サンタさんね」
『あんたらさっきからそれが言いたいだけでしょーが』
名無しさんのツッコミが響き渡り、場面は変わる。
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