SS

□GW!!
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『銀ちゃん頼む、折角の連休なんだし私をどっかに連れて行ってくれ!』

「あぁ?」

向かい側のソファに寝ころびながらジャンプを読むプー太郎な彼に、私は頑張ってお願い事をしてみた昼下がり。


「何ですか連休って。"連蓬の所為で危うく休載しかけた"の略か?」

『違うよGWだよ長い休みだよ連続休暇だよしかも休載危機までは行ってないよ誤魔化さないでよね!』

「あぁ、もうGoriraWaisetsuの時期か早ぇなぁ…」

『止めてよそれただの近藤さんじゃない、しかも時期とかないし、毎日だし。ゴールデンウィークだよ銀ちゃん!』

「やめとけやめとけ、今年のGWはな、前半台風並の風で後半も雨やら雷やら霰やらで最悪なんだよ、出かけないで家に居た方が安全です。というわけで銀さんはジャンプの続きを読みます」

『…でも、そんな中でも良い思い出が出来た人もいっぱいいるよきっと!私も万事屋のみんなと素敵な思い出作りたいぃい』

「名無しさんちゃんはガキですかコノヤロー」

『おっさんめ!!』

「なっ!」


言い争いの末、奴は負けた。


「で、でもな?銀さんは2人でのんびり家にいたいわけだよ」

『なんで?』


すると奴は名無しさんの隣に座り肩を組む


「外にいたらこんなこと、出来ねぇだろ?」

言うと名無しさんの顎をつかみ、ちゅっとキスをする。


『なに無理矢理甘い雰囲気に持ち込もうとしてるのよ!だまされないんだからね!』

「騙してねぇよ、ほら、ここ」

自分の腿を指さす奴。

「本当は嫌じゃないくせに、どこまでツンデレなんだよ名無しさんちゃんは」

『ツンデレじゃありません』

「ツンデレですぅー!素直になれない名無しさんにはお仕置きしねぇとな」

『やだ!』

もがく名無しさんを軽々とかわし、押さえつけ奴はキスをしながら胸を触り始めた。

『ぎぃや!』

「…おい、もっと可愛い声を出せよ」

『だっだっだだだだって銀ちゃんががが』

「動揺しすぎだろ」

『もしかして、最初っからそのつもりだったんだ!』

「ちげぇよ、そんなんじゃねぇって」

『だからわけのわかんないこと言ったんだ』

「…?」

『私のGW、自分だけのものにしたかったんでしょ』

「ま、まぁそうだけど」



GintokiWaisetsu

そうきたか、
 

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