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□あんぱんをスパーキン…ん?あんぱんでスパーキング!!
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『ただいまー!!』
万事屋のドアを勢いよく開けた名無しさんはそのまま素早く靴を脱いで凄い勢いで居間に向かった。
「…(ソファーでジャンプを読んでいたが、地響きがしたので見上げてみると勢いよく走ってきた名無しさんが見え)…なんだそれ」
『何でロル使ってんのよ!!』
「いやいやんなのどーでもいいんだよ。それはどうしたって聞いてんだよ」
銀時が指さしたのは名無しさんが持っている袋いっぱいに入った数々のあんぱん達。
もはやスーパーの袋はあんぱん天国と化していた。
『退っちがね!!あんぱん勧めてきたの』
「誰だよ退っちって」
『山崎だよもー…そんな銀ちゃんには』
「…?」
『スパーキーングゥゥゥゥゥ!!!!!!!!』
「ぶべらっ」
鼻血とあんぱんが顔について、あわあわしながら体制を取り戻す銀時。
「何すんだコノヤロー!!もう銀さんの顔ぐっちゃぐちゃじゃねぇかー!!」
『いいじゃん、甘いものに顔が包まれてるよ!!れっつ、あんこぱーりー!!!!』
にっこりと微笑みかける名無しさんに少しイライラする坂田さん。
『あのね、山崎がね、あんぱん投げたらすっきりするよ、旦那へのストレスを発散したらどうかなーって言ってたの。あの人ならあんこが付いてもむしろ喜ぶんじゃないかなあ…だって!!』
「ジミーの奴、絶対許さねぇ…そんでそれをうのみにすんなよったく…」
『ごめんなさい…』
あーっと頭を掻く銀時に申し訳なさそうに謝る名無しさん。
『…あ、良いこと思いついたよ銀ちゃん!!』
「あ?」
『あんこもったいないからね…』
ぺろっ
『い、今のは舐めたんじゃなくてちゅーだからね!!』
「…」
『あ、このあんこ美味しい!!ぱん食べy「名無しさんー!!何今の銀さんのハートにストライク!!!!」
『…?(そんなキャラだったか?)』
「もっかいやって」
『やだよほかの場所は鼻血混じってるもん勘弁して』
「……」
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あとがき
桜祭りからの帰宅中の高いテンションで更新しました。
まぁビューイング組だったんですが。
とにかく無事にイベントが終了して良かったです。
東北にもこのパワーが届けばいいなと思います!!
そして鈴村さん本当におめでとうございます!!
ゆらん