いいわけ

□いいわけ ー其の八ー
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大久保が部屋に戻ると、床の間に黄色の花が生けてあった。




部屋の主は、目を細めて笑う。




愛らしい様が、まるで麻百合のようだと思う。




大久保は一時、瞼を閉じ、麻百合の温もりを思う。




それは…、ほんの一時の事。




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