心の中で起こること

□愛着障害(ここではACも含みます)
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 愛着障害って知っていますか? 心の病気のことで、その名の通り「愛着(人とのかかわり)について障害(抵抗)がある」ことです。
(ちなみにAC(アダルトチルドレン)も症状はほとんど同じようです。子どもらしくない子ども、または未熟な大人のことです)

 愛着障害の症状は、次のようなものです。
【衝動、刺激、欲求不満に自制がきかず、反抗的、挑戦的、衝撃的、破壊的行動を起こす。恐怖感と不安感を隠し持ち、その現れてとして激怒反応を起こしやすい(いわゆる「キレる」)。
 基本的に自分自身、人間関係、人生に対して不定的、消極的な考えを抱いている。心から楽しんだり喜んだり出来ない。未来に対して絶望感を抱いている。共感、信心、同情、後悔、即社会的な価値観念に欠ける邪悪な人生の暗い側に自分を合わせる。
 人を信じない。威張り散らす。人を操ろうとする。心からの情愛や愛情を受け入れず、自分も与えることが出来ない。
 非衛生的。触れられる事を嫌がる。けがしがちで、痛みに対して忍耐強い。】
 ……このような症状は、対人関係を崩したり、強い反社会性から犯罪を起こしてしまうこともあります。

 何故このような症状があるのでしょうか? その原因は、トラウマ(心的外傷。過去にあった辛い経験や出来事が、終わった後でも心に残っていること)や、育てられ方にあることが多いそうです。親が子にどう接したかで変わってくるのです。ここで特筆すべきは、幼児期の虐待ではないでしょうか。身体的(暴力)・精神的(罵倒)・性的(強姦)・ネグレクト(育児放棄)などの行為は、子どもの心に深い傷を残します。子どもは親に抗うことはできないのですから、あがいてもどうにもならない現実に、絶望し、憎しみを抱くのももっともなことです。そして、その子どもが大人になって自由に行動できるようになった時……常識では考えられないような心情で、犯罪を起こすかもしれません。特定の人物との長期に渡る健全な人間関係を築けず、人生が希薄なものに感じてしまうかも。それはとても恐ろしいことです。

自分には関係ないよ、と思われるかもしれませんが;
自分じゃ、愛着障害を持ってるか持ってないかなんてわかりませんしね...
でも、こういう心を持った人がいるってことを知っておくのは、悪いことじゃないと思います。
愛着障害がなくても、同じ世界で生きている彼らが犯罪を犯してしまったら、無関係じゃなくなるのです。それに、それは本人の責任とは言い切れません。
彼らは同時に被害者でもあるし……。


ところで...
私ゆうびも、この症状に、多少の心当りがあります。
(あっ、別に衝動的破壊的行動なんてしませんよ?;;)
「基本的に自分自身、人間関係に対して消極的な考えを持っている」とか、「心からの愛情を受け入れない」だとか「けがしがち」だとか……まあ、偶然かもしれませんが。
でも、親に虐待された覚えは無いし、
(むしろ過保護に近いくらい...(^-^;;)
そんなに辛い体験もしてないような……?
まあ、フロイトが言った「防衛機制」に「抑圧(嫌なことは忘れようとすること)」があるから、覚えが無いとかは確かなことではないですが(--;
でも、どうしてこんなに「心の仕組み」にこだわるんだろう? 自分でもよくわからない……。

みなさんはどうですか?

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