世界

□さくら
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さくらさくら
舞い上がれ
私の想いも、花弁に乗せて…


さくらいろ




淡い色 桜色 うすくて小さい花弁が散る。
ほらまた
道にできた絨毯を厚くする…


「ん…」


眩しい日差しに気を取られた、一瞬。
あなたの手が、優しく俺を包みこんだ



あったかい…



この温もりはあなたの全ては今、
俺しか捉えていない。
気付く もうひとつの淡色。


支配欲の満たされたこの胸も
さ く ら い ろ



抱かれたままの温もりと視界をうめる淡色が重なって・とけあった

じゅわり

ぜーんぶとけて混ざりあって…
胸の中に染み込む。
現世はもう、春爛漫のお花見日和です




さくらさくら
積もれ 私の 淡い花弁
この手にある温もりと
まじってとけて、永遠になれ










END

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