もーそーのおへや
□*名のある鳥は的を討つ。
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年は皆バラバラだったけど、それでも一緒だった。
ある日山へ遊びにいったんだ。
3人でね。
「ねぇ、ゲームしましょ♪」
小鳥の言葉から始まった。
丁度私が中学3年生の時かな。
「おぅ、いいぞ。何のゲームだ?」
私たちも賛成しやることになったんだ。
「じゃ、誰が先に蝉を捕まえられるか!」
活発な女の子だったから、虫取りは大好きだったんだ。
小鳥は言った後一目散に探しにいった。
勿論私たちも探しに行った。
数10分で見つかった蝉を的場と見てどっちがもめていたときだった。
突然大きな音が聞こえた。
木の葉を揺らす風の音と共に。
でてきたのは凶暴そうな妖だったよ。
大きくて我を忘れてるんじゃないかと思えるくらいの。