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□小さな手(上)
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「ビュティ?どうしたの?」

両腕を抱え、歩調を緩めたビュティをヘッポコ丸は振り返る。

「あ、大丈夫……ごめんね。なんかさっきから…寒く、て……」

「ビュティ!!」

前かがみに倒れて行く彼女に、ヘッポコ丸は血相を変えて駆け寄った。
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