庭球長編2

□赤きイナズマ
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赤「…………ん……」


赤也は、うっすら目を開く

熱は少し引いてはいるが、まだまともにテニスを出来る程よくはなっていない。


赤「あれ…………??」
<オレ…確か昨日……………………………
あッ!!!!!!>


仁「やっと目ぇ覚ましたか……」


赤「……仁王…先輩?
何で……!?えッッ!?ジャッカル!?床で寝てる……!!」


仁「落ち着きんしゃい!!
お前さんは昨日、丸井に運ばれて此処に来たんじゃ。」


赤「丸井先輩が…………」
<そうだった…
昨日オレ、途中で意識を失ったんだっけ…??>


赤也は、やっとのことで昨日の出来事を思い出すことができたようだ。


赤「すみません…オレ…………」


仁「よかよ…気にせんで…………」


赤「じゃあ…オレ…
…戻りますね…………」


赤也は、そういって立ち上がろうとした




その時







赤「………ッッ…!!!!!」


赤也は、あまりの立ちくらみで倒れそうになってしまったのだが
仁王が、受け止めてくれて床に倒れなくてすんだようだ…


仁「無理はしなさんな!!
今日の練習は大人しく休みんしゃい…!!」


赤「…はぁ…はぁ………!!
それだけは…出来ませんッッ…!!」


仁「……………………」


赤「本当に…すみません…
……それでは……
失礼します…ね…………」


赤也は、そう言い残すと笑顔でその場を後にした…


仁「…赤也……………」


宍「…………………」


宍戸もその光景を静かに見ていた
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