庭球長編2
□赤きイナズマ
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絢「赤也…!!手を離して………」
赤「んなこと、死んでも出来っかよ!!
やっと…思い出したんだ!!絢嘉との記憶を!!」
絢「!!!!!!!!!!!…赤也…」
赤也の左手首から、大量の出血が止まらない…
赤「………ッッ……!!」
絢「赤也!!もういいよ!!」
赤「よくねぇーよ!!
ここで手を離せば、また前と同じ過ちを繰り返しちまう!!
オレを…昔と同じ負け犬にする気かよ!?」
絢「………………………」
赤也は、笑顔で絢嘉に言い
絢嘉はその笑顔を見て思わず言葉を失った。
赤「丸井先輩ッッ!!」
丸「赤也!!」
ブン太は赤也の所へ駆け寄る。
丸「絢嘉ちゃん!!手を伸ばして!!」
絢「……はい………」
そしてブン太と絢嘉の手が重なり、ゆっくりとブン太が引き上げた。
丸「よし!!次は赤也だ…!!」
ブン太の言葉を聞き、絢嘉が無事だとわかった赤也は少し笑い
赤「ありがとう…ございます!!
でも、もう……手が限界見たいっス。」
赤也の手にはほとんど感覚が残っておらず
限界を悟った赤也は、手を離した…
―パシッッ―
赤「!!!!!!!!!!!!!!!!!!」