庭球長編2
□赤きイナズマ
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そんな時
運悪く、Aグループの数人とBグループの数人が
たまたま、ジュースを買いにその場を通りかかってしまった。
だが、赤也達は自分等の言い争いで全く気付く様子はない……
跡「何やってんだ…??あいつ等……」
仁「赤也と……丸井じゃき…」
幸「あまり…いい空気ではないみたいだね……」
仁「プリ……」
桃「どうみても…
丸井さんが切原にキレてるようにしかみえねぇ〜けど…??」
不「あの2人が……ねぇ………」
青「…………………」
どうやら、メンバーはその場で赤也とブン太の話しを聞くことにしたようだ…
丸「確かに…
オレは赤也のことなんて、知らないことの方が多いぜ…??何故だか分かるか…!?」
赤「んなもん、知るはずねぇっスよ。」
丸「じゃあ教えてやるよ!!
テメェーが、オレ等に何も話さねぇからだ!!」
赤「!!!!!!!?????????」
丸「お前は…
自分が辛い時や苦しい時、一度でもいいからオレ等に話したことがあったか…??
悩みを打ち明けたことがあったのかっ!?」
赤「…………………」
赤也は静かに視線を落とし、歯を食いしばった
丸「だからお前は…
いつまで経っても誰にも心を開くことができねぇーんだ!!」
赤「だったら何スか!?」
丸「テメェー…………!!」
今の赤也の瞳から…光が薄れてしまっている