庭球長編2

□赤きイナズマ
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それからしばらくして、ブン太が立海のメンバーを連れて赤也の部屋に現れた。



幸「赤也……どうだい…?
身体の調子の方は……??」


赤「もう、熱も引いてすっかり元気っス!!」


幸「そうか…それはよかった。」


幸村は笑顔で赤也に言った。

赤也はその笑顔を見て、思わず視線をそらしてしまう


赤「……………………」




仁「それよか、赤也は
今日の練習はどうするんじゃ…??」


仁王は、赤也の顔を覗き込むようにして尋ねた。


赤「…………………
今日は…やめときます…」


丸「!!!!!!!????????
………珍しいぜぃ…赤也がそんなこと言うなんて…」


赤「なんでっスか…??
オレ、分かったんスよ!!
オレが練習に参加したら、いろんな人に迷惑をかけるんだって。
だから、完全に身体治してから練習に参加します!!」


幸「フフフ…!!
成長したんだね!!嬉しいよ。」


幸村は、赤也の柔らか髪を撫でながら言った。




丸<違う…!!
赤也は、そんな理由で練習に参加しない訳がねぇ!!
本当は…………………もっと、別の理由があるはずだ。>
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