庭球長編2
□赤きイナズマ
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―ピピピッッ―
丸「ん"〜どれどれ??」
ブン太はそう言いながら、赤也から体温計を取った。
丸「37.0度…か!!
うん!!かなり熱の方は引いたな!!」
赤「…………………」
赤也の熱が微熱になっていることが分かったブン太は、突然真顔になになり赤也に言った。
丸「あと…問題は、お前だけだな!!」
赤「えッッ!?」
丸「赤也がさっき言った
"オレにこれ以上関わんな"ってどういう意味か、わかんねぇーんだけど…??」
赤「!!!!!!!!!!…………
だから…その…………」
赤也は言葉に詰まってしまってしまっている。
あの夢のことを
どうブン太に説明すれば良いのか分からないようだ…
丸「言っとくがなお前は、いろんな奴にそんなこと言ってんだろうけど、オレは赤也に関わんないなんて絶対無理だから!!
もう遅いんだよ!!関わってるモンは仕方ねぇだろぃ!!」
赤「……………………」
ブン太は
笑顔で赤也に言葉を放った
赤也はその笑顔のせいで、とっさに顔を俯けてしまう
赤<どうすればいいんだ……
オレは、これ以上何も失いたくない!!
この関係を……………
先輩達との思い出を……
なかったことなんかには、絶対出来ねぇーよ……>
赤也はそう思いながら、無意識に拳を強く握りしめていた。