庭球長編2

□赤きイナズマ
2ページ/11ページ

 

―ピピピッッ―


















丸「ん"〜どれどれ??」


ブン太はそう言いながら、赤也から体温計を取った。


丸「37.0度…か!!
うん!!かなり熱の方は引いたな!!」


赤「…………………」


赤也の熱が微熱になっていることが分かったブン太は、突然真顔になになり赤也に言った。









丸「あと…問題は、お前だけだな!!」


赤「えッッ!?」


丸「赤也がさっき言った
"オレにこれ以上関わんな"ってどういう意味か、わかんねぇーんだけど…??」


赤「!!!!!!!!!!…………
だから…その…………」


赤也は言葉に詰まってしまってしまっている。

あの夢のことを
どうブン太に説明すれば良いのか分からないようだ…


丸「言っとくがなお前は、いろんな奴にそんなこと言ってんだろうけど、オレは赤也に関わんないなんて絶対無理だから!!
もう遅いんだよ!!関わってるモンは仕方ねぇだろぃ!!」


赤「……………………」


ブン太は
笑顔で赤也に言葉を放った


赤也はその笑顔のせいで、とっさに顔を俯けてしまう









赤<どうすればいいんだ……
オレは、これ以上何も失いたくない!!
この関係を……………
先輩達との思い出を……
なかったことなんかには、絶対出来ねぇーよ……>


赤也はそう思いながら、無意識に拳を強く握りしめていた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ