庭球長編2
□赤きイナズマ
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―Bグループ―
絢「丸井先輩ッッ!!」
絢嘉が息を切らしながら、ブン太達のいるBグループへ急いでやってきた。
丸「どうした!?絢嘉ちゃん?」
絢「はぁ…はぁ……
切原…くんが……赤也が!!」
幸「赤也が、どうかしたのかい…??」
絢「…………………
跡部さんに…殴られて…」
丸「はぁ!?跡部に!?」
絢「先輩達なら、あの2人を止められると思って…!!」
仁「とにかく、その場所に案内してくれんかのぅ…?」
絢「はい…」
絢嘉は、ブン太達を赤也と跡部の元へ案内した…
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赤「あんたが勝手にキレてんのに、何でオレが巻き込まれなきゃならないんだよ!?」
跡「はぁ??テメェーは、どこまで落ちこぼれてやがる!!」
跡部は、立ち上がった赤也に掴みかかった。
赤「離せよ!!」
跡「また"ソレ"かよ…??」
赤「……………………」
跡「なんで、人に触られたくないんだ!?
お前は、ただ…人のぬくもりってのを、を知らないだけなんじゃねぇのか!?」
赤「……………………
何……オレのことを知ったような口で言ってんだよ!?」
赤也は、言葉に詰まってしまったが、最後まで強きな口を聞いていた。