庭球長編2

□赤きイナズマ
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赤「はぁ…はぁっ…はぁ……」


赤也は走り終えたあと、ベンチに腰をかけて、タオルで顔をかくすように座っている。



すると突然、赤也の隣に座る人物がいた。

赤也はそのことに気付いたようだが、あえて視界に入れることを避けた…



赤「……………………」











「おい!!切原!!」


赤「……………………」
<この声って………また、あの人かよ…>


この声の持ち主とは…
やはり毎度、赤也に絡んでくる跡部だった…

そして赤也は、跡部に気付いたが無視を繰り返している。







跡「無視してんじゃねぇーよ!!」


赤「何のッ……ようっスか………っ…?」


赤也は、自分が肩で息をしていることをバレないように
必死で、いつもと変わらない様子で話し始めた。


跡「お前……
今日の練習休め!!」



赤「!!!!!!!!????????」


赤也は跡部の言葉に驚き、同時に顔を勢いよくあげ
そして、跡部は赤也の顔が異常に赤いことに気が付いた。


赤「…っ…なッッ…何言って…んだよ……あんた…!?」


跡「テメェの身体にガタがきてることくらい、このオレ様のインサイトでお見通しなんだよ!!」


赤「……………………」


跡「それよりお前…
自分と親しい先輩達の前では、あんな態度をとるるんだな…??」


跡部は突然、訳の分からないことを言いだした。


赤「!!!!!!!!!???????
……あんな…態度……?」


赤也の頭はかなり混乱している…
ただでさえ熱があり、正常に頭が働かないというのに…
跡部の言葉で、余計に混乱する一方だ




 
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