庭球長編2
□赤きイナズマ
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丸「やっぱし……
兄弟なんだからさ、少しでもお互いのことを知ってもらおうと考えただけだ!!」
ブン太は、少し詰まりながらも跡部達にそのことを伝える。
丸「多分……
赤也には"余計なことしないで下さい"とか言って怒られるかもしんない……
だけどオレは、嫌われ者になる赤也のことを、これ以上見てらんねぇんだよ!!」
跡部は、下を俯きながら呟く
跡「…………………
…確かに……オレは、あいつの事が大嫌いだ!!
多分それは、お前等立海大の連中以外、全員に言えることだろうな…」
丸「ハハハ……だよな…」
ブン太には、顔を引きつらせながら苦笑いをすることしか出来なかった。
跡「だが、あいつが一言でも謝れば、そして素直になればみんなは分かってくれると思うぜ…??…なぁ青也!!」
青「えッッ!!??オレっスか!?」
青也は、跡部の急な振りにかなり驚いているようだ。
跡「そうだよ!!お前の他に誰かいるか!?」
青「……………………
…オレはあいつにちゃんとした正当な理由がない限り、赤也を許すつもりはないっス。………」
丸「…………………」
ブン太は静かに視線を落とす…