庭球長編2
□赤きイナズマ
3ページ/6ページ
赤<よりによって、あの2人かよ………>
赤也が、行こうとしている海にいたのは
赤也の唯一の家族である、青也と瑠美がだった。
そして、何かを話しているようだ……
それが、自分に関係していることだと
赤也は直ぐに分かった
瑠「あんた……
そういうとこが、昔から頑固なのよね!!」
青「うるせぇよ!!
オレは、誰がなんと言おうとあいつを許す気はねぇんだ!!」
赤「……………………」
それを聞いていた赤也は、黙り込んで足を抱えて座り込み、静かに目線を落とす。
瑠「青也……………
…あんたが赤也を恨んでいる理由って…あの子が、両親を殺した…
ってことだけじゃないわよね…??」
赤・青「「!!!!!!!!?????????」」
赤<………どういうことなんだ…!?>
青「……………………
何で瑠美姉は…そう思うんだよ…!?」
瑠「なんとなく……かなぁ…??
でも、青也……本当は…」
―ガサガサッ―
青・瑠「「!!!!!!??????」」
青「だっ…誰だ……!?」
赤「やべぇ……」
<やらかした…………>
赤也は、その場にいたくなくなり
立ち上がって、どこかへ行こうとしたみたいだが
バランスを崩してしまい、そこで物音を起ててしまったらしい………
青「誰だ!?
そこでコソコソしてんのは……!?」
そういうと青也は、赤也のいる木の方へ近付いて来た。
赤<さすがに本気でやばいかも……>
赤也はそう思い、その場で立ち上がる…
すると…
「悪りぃ悪りぃ…オレだ!!」
赤・青・瑠「「!!!!!!!??????」」
青「あんたは…確か……!?」