庭球長編2
□赤きイナズマ
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赤<オレ…………
…また…最低なこと…しちまったな…
仁王先輩は…オレのことを心配してくれたのに……>
赤也はそう思いながら
重たい足を引きずり…
今から行く場所に困っていた
すると…
赤<あッッ!!そうだ…
海でも行って見よう…
昨日、雨降ったから荒れてんだろうな…>
そう思ってしまった赤也は、体調が優れないまま、海に向かうことにした
それでもやはり、熱の引かない赤也は、海まで向かうのに必死で足を進めるハメになってしまったようだ。
そして、ようやく海にたどり着いた赤也は
先日、自分の寝どこにもなった木にもたれかかる
赤「…はぁ…はぁッ………」
<此処まで来るのに…
こんなに、体力を使うとはな……情けねぇや……>
すると赤也の耳に
聞き覚えのある声が聞こえて来たようだ…
「あんた…
まだあの子のこと許す気にならないの…!?」
「オレは、あいつの事を許す気なんざ、さらさらねぇよ!!」
赤「!!!!!!!???????」
<この声は……!?>