庭球長編2
□赤きイナズマ
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青「………………………
…それは……赤也が……………………オレ等の両親を殺したからなんだ…」
赤「!!!!!!!!!????????
オレが………殺した…?」
赤也は、驚きが隠せない。
いきなり自分が、人を殺していたなんて聞いても頭が理解してくれない。
青「だから…オレは
この合宿中、何度もお前を殺そうとした…
両親の敵討ちのために…」
赤「……………………」
赤也は、静かに視線を落とした。
青也を直視することができないからだ
青「でも………
今は、お前を殺したいだなんて思ってねぇーぜ…??」
赤「…………なんで…?」
青「それは………
…テメェーに何か事情があると思ったからなんだ…
その理由をやっと聞けると思ったら………今度は、記憶がなくなるし……
こっちは大変………」
赤「………………………
…なら……お前は、オレに関わらない方がいい…」
赤也は、確かじゃない自分の記憶をたよりに
自分が思ったことを、青也に告げた………
青「はぁ………??」
<…………………………
そういえば、こいつ……
次は、オレ等かもしんねぇーとか言ってたな…>
青也もまた、赤也に言われたことを思い出していた。
赤「オレには……記憶がない…
だけど…分かるんだ…誰もオレに…関わっては、ならないんだと…」
青「何抜かしてんだ!?
お前………記憶がある時も、同じことを色んな人に言ってたぜ…??」
青也は、赤也の顔を覗き込みながら言う。