庭球長編2

□赤きイナズマ
1ページ/7ページ

―赤也の部屋―





























丸・瑠・絢「「……………………」」





















ガラーン……





















丸「何で赤也がいねぇーんだよーッッ!!」


ブン太は思わず叫んでしまった。


なぜならその部屋は、無用心に窓が開いてあり、カーテンは風で靡いていて
なにより、ベットにいるはずの赤也が存在しないからだ。


丸「はッッ!?
何!?あいつ、馬っ鹿じゃねぇーの!?つーか絶対馬鹿だよな!!
何で部屋抜け出してんだよ!!
何考えてんの!?あいつ、記憶戻ったらソッコーで頭殴ってやるから!!」



絢「落ち着いて下さいよ…丸井先輩…」


丸「どーやったら、あいつ…記憶戻るかな?
いっそのこと、また屋上から落としてやろうか!?」


「阿保か!!
んなことしてもーたら、今度は死ぬじゃろうて…」


丸「!!!!!!!!!!!!????????????」


突然ブン太達の後ろから現れた人とは…
この独特のしゃべり方からして、だいたいの予想がつく…


丸「仁王ッッ!!」


仁「プリっ!!」


仁王はブン太の肩に手を乗せて言った。


仁「なんか、"馬鹿"が血迷った行動しそうになっちょったしのぅ…
それに、"馬鹿"の"馬鹿"でかい声が聞こえてきたんで、急いで来てみたらこのざまじゃ。」


丸「馬鹿という単語を、強調しなくてもいいだろぃ…。」


ブン太は仁王を横目で見ながら呟く




 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ