庭球長編2

□赤きイナズマ
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赤也回想――



















オレは両親を殺し
兄弟を傷つけてしまった…








自分の意志ではなかったのに。







勝手に手が…身体が…動いたんだ……







このことを誰かに話したって、信じてもらえるとは…思っていなかった…





だけど今、隣にいる絢嘉には自然と全てが話せてた


信じてもらえるだなんて思わなかったのに…















*********


















絢「赤也がそんなことしたなんて、絶対…嘘よ!!」




赤「…ありがとう……」



絢「………………………
…何、お礼なんか言ってんの…??当たり前じゃない!!
赤也が誰かを傷つけるなんてあり得ないもの!!」



絢嘉は本気で赤也にうったえた。





赤「……………
…なんで、絢嘉には何でも話せちまうんだろな…??」



絢「…………………
やっぱり、名前が似てるからかなッッ??」



赤「かもしれねぇーな!」






オレ達は、そんな話しをして笑っていた。


オレの決意を打ち明けてなんていなかったのに…
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