庭球長編2

□赤きイナズマ
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―バンっ―

































青「跡部さん!!」


青也は勢いよくドアを開き、焦りながらみんなが集まる部屋に駆け込んだ。


跡「青也………?
どうしたんだ?そんなに急いだりして…!?」


青「…………………
………赤也が…どこにもいないんス。」


跡「はぁ!!??」


青「ついでに……オレのカッターも……。
赤也は昨日、ちゃんと部屋で寝てたんスけど…
朝起きたら、どこにも…」



跡「どういうことなんだよ!?」


跡部も含め、その場のメンバーは動揺が隠しきれない。


青「んなもん…
オレが聞きたいっスよ…」


青也は弱々しく言葉を吐いた



跡「とにかくオレは、幸村達にも報告し、捜すのを手伝ってもらう!!
お前は、一刻も早く捜しだせ!!」

跡部は、青也に先に赤也を捜すことを促す。


青「はっ…はい…!!」


青也は返事をし、部屋を後にしようとしたが
手塚がそれを制止した。


手「待ってくれ!!
オレ達も、何か手伝うことはないか…??」


桃「そうっスよ!!
オレ等も協力したいっス!!」


Aグループの他のメンバーが次々と加勢を申し出た。

そんな様子を見た跡部は、口角を吊り上げこう言った


跡「っしゃーッッ!!
今から全員で、切原を見つけ出すぞ!!」


「「おうッッ!!」」



その返事とともに、その場のメンバーは部屋を後にした。
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