庭球長編2

□赤きイナズマ
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―瑠美回想終了―






























瑠「あの時の赤也の顔…
今でも忘れられないわ…。」



瑠美は、下を俯きながら呟く


青「これで分かりましたよね…?
あいつが、オレ等にどんなことをしたか…!!」


青也の顔は、憎しみと悔しさに染まっていた


丸「……………………」


ブン太は下を俯いたまま。
だが仁王は、ブン太とは違った。



仁「それでも…
オレは、赤也を信じるぜよ…
あいつの口から、あいつの瞳から言った言葉しか信じないナリ。」



仁王の瞳は真っ直ぐだった
それに圧倒されたブン太は、自分も仁王と同じ気持ちだったことに気付く…



丸「ったりめぇだ!!」


跡「それじゃあ
テメェー等は瑠美達が言ったことは嘘だと言うのか!?」


跡部は、ブン太達を睨みながら言った


丸「そうじゃねぇよ!!
オレは、赤也を信じてる!!
とは言ったが、もちろん瑠美ちゃん達のことも信じてないわけじゃない!!」


ブン太、以外の頭の上にはてなマークが浮かんだ。

それに気付いたブン太は、やけくそになった。


丸「だぁかぁらぁ
どっちも信じるっつてんの!!分かる??オレの言ってる言葉の意味!!」


ブン太は、少し面倒くさくなってしまい、声を荒げていた


仁「すまんがブンちゃん…
さっぱりぜよ。」


丸「…………………」


ブン太は少しふて腐れてしまったようだ…


その時…








「きみ達家族の過去がそんなに酷いものだなんて、思わなかったよ。」











「「!!!!!!!!??????????」」





突然聞こえた澄んだ美しい声…
ブン太達は、その声に驚きを隠せない。
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