色々適当なネタ置き場となりました
□『しま』に魅せられた漢達
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自警隊詰所 地下司令室
敬「……忙しい中集まって頂き感謝します。」
迅「……」
賢「……」
――季節は夏
春・秋・冬の穏やかな陽気、凍てつく寒さに負けて早々と山の向こうに沈んでしまい……
『やってらんねーよ(゚д゚)、』
とまで幻聴が聞こえても可笑しくない位に弱々しかった太陽は嘘の様に己の力を発揮する季節。
迅「……何でわざわざ此処に呼び出したんだよ。」
賢「俺も兄貴も忙しいんだよ、敬さん解ってるよね?」
太陽が活発に働き、全てを眩く輝かせる外と無縁な地下に呼び出された迅と賢斗は、苛々しながら壇上に立つ敬を睨み続ける。
敬「今回、俺達は一つの溝を作った。
それにより多くの人達に迷惑を掛けている……違うか?」
迅「……ッチ、だから何だって言うんだよ?」
賢「阿求とは仲良くやってるよ、敬さんには関係無い話じゃないか。」
敬「関係無いかも知れんが頼まれたんだよ。」
何でこうなったか解ってんだろ?」
賢「……兄貴、俺は謝らないからな。」
迅「気のせいかな?賢斗がクソ舐めた一言を発した気がするんだが……」
賢「ああ、俺は『青』の縞パン以外を認めない兄貴。
『緑』の縞パン以外を認めない奴に下げる頭は無いって言ったんだよ。」
敬の言葉を聞いた賢斗は、今まで思っていた一言を語り、
縞パンの神『九十九 迅』をキレさすには充分だった。
迅「……面白ぇな、表に出ろよ。」
賢「兄貴、暴力に訴えなければ己の持つ縞パンの魅力を語れないのか?ダカラ勘弁シテ下サイ(;д(#)」
敬「……兄貴、賢斗。
そうやって喧嘩するのも構わないが話し合ってみたらどうなんだ?
兄貴なら簡単だろ?」
迅「……上等だ、お前等に真の縞パンを教えてやるよ。」
そう呟いた迅は、敬と入れ替わるように壇上に上がると賢斗達を睨み、口を開く。
迅「先ずは貴様等に思い知らせてやるよ。
目を閉じて縞パンを想像してみな、そして色を答えろ。」
敬「……青だ、賢斗は?」
賢「青だよ。」
迅「……今二人が答えた様に縞パンとは青がデフォなんだよ。
晴れ渡る青空に入道雲の様な白のライン……どうだ?
夏の爽快な日差しを思わせる素敵なコントラスト!
これに異論はあるまい!!」