隣の若くんSeason1

□隣の若くん どうするの?
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滝夜叉摩耶は待ち合わせをしていた
初めて出会ったあの場所で


少しはやく来すぎてしまったようだ
時計をみると待ち合わせより20分も早い

「滝夜叉摩耶ちゃん、」
20分待とうと思っていた矢先、待ち人に声をかけられた
どうやら彼の方も早く着いてしまったようだ

「白石さん、私、あの」
「うん、」
もじもじと話を切り出す滝夜叉摩耶
「私、その、つ、付き合うとか、初めてだし、
 その、、こ、こ、、告白されるのも初めてなんです、すごく嬉しかったです
 ありがとうございます
 それで、私、付き合うってよく分からないですし、上手く出来ないかもしれない
 そ、それでも、いいですか?」
上目遣いで白石を見る
暗い表情で聞いていた白石はきょとんとした顔になった
「そ、それって……?」
「私と付き合ってください」
真っ赤な顔をしてぺこりとお辞儀をする滝夜叉摩耶
ぱぁっと嬉しそうな顔になる白石
「も、もちろんや!っていうか、俺の方がお願いしたんやで
 断るわけないやん」
「えへへ、」

こうして無事滝夜叉摩耶と付き合うこととなったが
白石の受難は始まったばかり
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