†REBORN!!花園†
□巡りゆく時の彼方に 1章
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「………やるね」
「あぁ」
「そうね……」
瞬く間に、もう一人の十代目候補、XANXUSが凍りついていった。
「ふぅん………」
「どうするんだ?」
「いいと思うよ」
時をかける少年は、未来を見据えたうえで、そう言った。
そして、闇夜ともう一人―――対照的に、ほとんど白で構成された少女、氷雨雪那には、その一言だけで十分だった。
「なら……ん?」
「………炎」
XANXUSには勝ったが、どうやらリングはヴァリアーの手に渡ってしまったらしい。
「よっと」
「「!!」」
刻は屋上から飛び降りた。
軽く舌打ちをして、闇夜は影を利用してクッションを作りだす。
その上になんなく着陸して一言、刻は言った。
「やめなよ」
「「「「「「「「「「……!?」」」」」」」」」」
突然の乱入者に、全員が驚愕の表情で振り向いた。
一気に注目を浴びた刻の後ろに、闇夜と雪那も降り立つ。
「お前は・・・・・全く」
「サーンキュ、闇夜」
「…………誰だい、君たち」