†DRRR!!花園†
□〜DOLLARS〜日本軍関東地区副都心支部池袋基地 プロローグ(?)編
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「今日からいよいよ、だな!」
「うん、そうだね」
「そして杏里は軍服になると、ますますエロかわいくなるな!」
「正臣……」
晴天の下、3人の新入隊員が仲良く喋っていた。
竜ヶ峰 帝人。
紀田 正臣。
園原 杏里。
彼ら3人は、士官学校を卒業し、今日から軍人となった、新米組である。
ガッシャァアアアアン!!!
「「「!?」」」
明らかに何かが破壊された、そんなすさまじい轟音の後に―――――怒声が、響いた。
「いぃぃぃぃぃぃぃざぁぁぁぁぁぁぁやぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっ!!!!!!!」
「ははっ、シズちゃんったら、ホントに短気なんだから」
振り向いた先には、ガトリング砲を地面と水平にぶん投げた金髪の男と、それを軽やかにひらりと避けて逃走する黒髪の男がいた。
「ああ、あれが……」
有名な。
「24時間戦争コンビ、か」
「え……いつも、喧嘩してるってことですか?」
「まぁ……あれじゃあなぁ………」
「テメェ……逃げんじゃ……ねぇぇぇ―――っっっ!!!」
「ぅわ!?シズちゃん、それいくらすると思ってんの!?」
噂の24時間戦争コンビ。
片や、諜報機関のトップに君臨する、作戦司令官―――折原臨也。
片や、近くのものすべてを武器とし、ときには戦車でさえも武器たりえる(おもにその用途は投げる)、第1部隊隊長―――平和島静雄。
その戦争コンビの、静雄が持ち上げたものに、臨也だけでなく、2人の光景を眺めていたものも目をむいた。
並んでいた戦車の1台を―――――持ち上げた。