♪お題♪

□99%の不自由と1%の恨み
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「く………ぅ、うあ……っ」

「いつもと逆の感想は?シズちゃん」

「ざけんな……っ、手前……っ!」


手首を頭上で縛りあげられているのはシズちゃん―――――平和島静雄。

そして、その上にまたがっているのが―――――折原臨也。





そう、いつもと立場が逆なのだ。





いつもは組み敷かれる側の臨也が「シズちゃんも受けになってみるべきだ!」ということで新羅の協力を得、
特製の筋弛緩剤と媚薬を作ってもらい、静雄の飲み物に混ぜ―――――そして、現在に至る。


「あ、う……っあ……」

「シズちゃんも、ここ好きなんだ?」

「………っ!て……めぇ、いい加減に………っ」

「―――――イキたい?」

「―――――………っ」


散々煽られて、焦らされて。

薬の効果もあってか、静雄は限界を超えていた。

「イキたい?シズちゃん」

「……っるせ……」

「辛いんじゃない?」

「…………」


そうしたのは手前だろうがっ!

俺に妙な薬(絶対闇医者が作ったやつだ、あとでぶん殴ってやる!)盛りやがって!


「イカせてくれって言ったら、イカせてあげるよ?」


静雄自身の根元をぎゅっと押さえつけたまま、臨也は意地悪く言った。


「………チッ……………」


辛い。正直、かなり辛い。
ていうか、死にそうなくらいに限界。


(後で、覚えてやがれ………っ!)


不自由な体がもどかしい。
静雄は内心で新羅と臨也、二人共を恨みながら言った。


「―――せよ」

「え?」

「さっさとその手を離せってんだよ!」





―――――こっちは限界なんだ。





「……仕方ないなぁ」

「―――――………っ」


臨也がぱっと手を離した瞬間に、静雄は達し、そのままベッドに深く沈み込んで眠りに落ちていった。







翌日、薬の効果の切れた静雄が新羅を殴り飛ばすついでに、
自分が盛られた薬を半強制的にいただいてきたとか。


それをお仕置きと称して臨也に盛り、放置プレイをしたとか。





それはまた、別のおはなし。



→あとがき
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