†REBORN!!花園†
□巡りゆく時の彼方に 4章
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ビーッ ビーッ
(ーーー来たか)
ヒバードのSOS信号で、刻は再び目を覚ました。
(……斗弓姫さん……)
昨晩、初めて見(マミ)えた、幻の守護者。
『全く、無茶をする……』
『眠れ。今は……案ずるな、明日、起こるべきことが起きた時には、目覚めるようにしてやる』
『でないとまた、無茶をしそうなのでな』
「……」
まだ、ほんの少しだけ、ふらつく頭を押さえ、刻はツナのところへ向かった。
「……ヒバードからのSOSか」
「刻……!」
「時槻!」
(ーーーそして、もう一人)
全員が驚くのをスルーして、刻は背後のドアに視線をやった。
「ツナさん!」
それと同時に、案の定ハルが飛び込んできた。
「京子ちゃんが……京子ちゃんが、居ないんです!」
「何だって!?」
(……さて……どうしようかな)
「……どうするんだ」
「どうしよう……」
「いや、オレは刻に……」
「え?」
静かに刻に尋ねた闇夜。
だが自分に問われたと勘違いしたらしく、ツナが頭を抱えた。
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