†REBORN!!花園†

□巡りゆく時の彼方に 3章
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「さて、と。いきなり見本からいっちゃっていいかい?」

「ああ」

「オレはどっちでもいいぜっ」

「じゃあ、闇夜。準備はいいかい?」

「ああ……」


((ーーー開匣)


「うわ、スゲぇなっ」

「んだありゃ!?」

「……なるほど、さすが”時”か」


闇夜の匣は鴉。

そして刻の匣はーー恐竜と鳥を足して2で割ったような、古代生物。


「またワケの分からないものが出てきちゃったなぁ」

「……」


闇夜はもう一つの匣を開く。


「でけぇ!」

「あんなものもてるの!?」


でてきたそれは、鴉と同じく漆黒の大鎌。

優に2mは超えているのに対し、闇夜は170cm弱。


「それまで出すの?いいけど」


刻も、もう一つの匣に炎を注入した。


「なっ」

「槍!?」


刻の武器は、二又槍。


「……いくぞ」

「どこからでも」


闇夜が地を蹴る。


ガキィイン!


「……片手で……!」

「こう見えても僕、腕力それなりにあるからね」

「チッ……」


ギャアッ!


「ッ、」

「わぁっ」


古代生物の巻き起こした風で、烏は壁に叩きつけられた。





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