戦国学園BASARA

□毎日
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「Hey!honey」

声がした


そして後ろからズシッと何かがのし掛かってきた


「Good morning、my honey」


耳元で低い声が囁く


『……ぐっもぉおにんぐ!!』


ドスン!!!!


「痛てっ!
背負い投げかよ……。
つれねぇなぁ」

そういって笑う眼帯の黒髪美青年



彼は伊達政宗。
超ド級の変態


「……ヒドくねェか!?
超ド級の変態って……」


『変態だろ。
超ド級の。
……てか読心術までついに身につけたか……チッ!!』


「honeyのそういうつれねェところが好きだ」


気持ちわるいよ


てかhoneyじゃないし



『で、朝から何の用だ?』


「honeyに会いたくて会いたくて呼吸が出来ねェぐらいに胸が苦しかったから会い
に来た」



『結局私を変態的に求めてリアルにハアハアしてやって来たワケなんだな。
わざわざ自宅まで』


そう、ここは私の家だ

流石に不法侵入とまではいかないが家を出た途端に抱きしめられた


『……なんて最悪な朝なんだ』



「honeyに会えるなんてなんて最高な朝なんd『いっぺん……イヤ、ひゃっぺん死
んでこい』


「ひでェな、オイ」



私はその言葉を無視して自転車に乗る



そして自転車を漕ぎ出す
……が


めちゃくちゃペダルが重たい気が……



「俺が漕ごうか?honey」



バキッ



「っ……。
まさかの裏拳だな……」


『なんで貴様が私の自転車の後ろに乗っている?』


「俺とhoneyの仲だろ?
You se『You see?……じゃないだろ。
ていうか貴様と私の仲なんてお隣さんでクラスメートという名の腐れ縁だろう』


「いや、honeyとは彼女彼氏の仲d『地獄へ堕ちろ』


そう、コイツ、変態の伊達は妄想癖がヒドくて私を彼女と言い張る



「honey、俺が漕いでやるからchangeだ」


そういうと伊達は私を軽々と持ち上げ自転車の後ろに乗せた


『……またか……』



実はこのやり取りはバサラ学園の入学式から学校のある日は毎日繰り返されてい



今は5月……


『1ヶ月間ずっとこのやり取りを繰り返してるのか……私達は』


「俺達の愛の軌跡だな」


『殺すぞ』


私は4月の入学式の前日に引っ越してきたのだがまさか隣人がこんな変態だとは
……


「honey、なんで俺達がnice coupleだって認めてくれないんだ?」


なんだ?唐突に……
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