Short Berry
□シグナル
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嬉しそうに笑うあなたは
まるで悪戯好きの子供のよう
しばらくして
「ねぇ、抱きしめてあげる♪」
そういってきた
嬉しさ反面
恥ずかしくも
照れくさくもあって
首を横に振る
……可愛くないな、私。
でもあなたは
まるで私のことを解っているかのように
ソッと
そしてギュッと抱きしめてくれた
あなたの大きな腕に
匂いに包み込まれて
安堵した
フッと上を見上げれば
あなたの倖せそうな表情
思わず
あなたのプックリとした
口唇に触れた
それが合図かのように
私たちはお互いに求め合った……