短編集
□眠り姫 S→A
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そっと相葉ちゃんが寝ているソファーに近づく。
顔を覗くと、いつもの瞳は閉じられていて、唇は少し開いてる。
……さっき、ここで翔ちゃんって呼んでくれたのはどうして??
俺がきみの夢の中に出ていたとしたら、どんな関係なの……?メンバーとして俺を見ているの??
ねぇ、愛しい人として映っているの??
なんて、ありえないことを思う。
きっと、きみが俺を見てくれることはないから、せめて、この唇に触れさせて……
ごめんと心で謝り、頬に触れた。
「ん……しょ………ちゃん」
ねぇ、どんな夢を見ているの?
3、
2、
1…
もうこの衝動を止めれないから。
0
重なった瞬間も、きみの瞳は閉じられたままだった。
せめて、俺の口づけで
眠っている想いに気づいて。
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我ながら謎ですな……汗