小説その2〜鼻毛〜
□約束
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三世を倒した後、
俺達は
また皆それぞれ自分の道を歩むことにした。
今を逃したら、もう一生会えないかもしれない。
そんな気がしたので、
俺は自分へのけじめとして彼女に俺の気持ちを伝えた。
正直、返事は期待してなかった。
一年前からずっと抱いていたこの気持ちを伝えられればそれでよかったから。
だけど、俺の予想は大きく外れた。
なんと彼女も俺のコトが好きだったらしい。
しかも、彼女はこれから俺と二人で旅をしたいと言ってきたのだ。
もちろん、それは俺にとっては願ってもないことだった。
だが、
俺達には問題が一つあった。
彼女の兄、ソフトンさんだ。