小説その2〜鼻毛〜
□願い事
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深夜、
ボーボボ一行が寝静まった頃、
ヘッポコ丸は一人修行を続けていた。
「はあっはあっ、
………ふう。今日はこれくらいにしておくか。」
そう言ってタオルで汗を拭き、水浴びでもしようかと河原を歩いていると、
彼は一人の少女を見つけた。
「…ビュティ?」
「えっ?あっ、へっくん!」
「何してるの?こんな所で。」
「うん、なんか眠れなくてさ、星を眺めてたんだぁ。」
「星?」
それを聞いて空を見上げると、なるほど。確かに夜空にはたくさんの星が輝いていた。
「きれいだね…」
「でしょ?」
そしてヘッポコ丸はビュティのとなりに座った。
「俺も一緒に見てていい?」
「もちろん!」