小説その1〜疾風〜
□泉と康ちゃんのハチャメチャ昔話♪
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泉「むかしむかし、ある所にお爺さんとお婆さんが住んでいました―♪」
康「いきなり話し始めるんだね泉…」
泉「お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました―」
康「あれ、無視?」
泉「お婆さんが川で洗濯していると、川上から
どんぶらこー
どんぶらこーと…」
康「うんうん」
泉「桃太郎が流れて来ました―♪」
康「いやおかしい!
人が流れて来ちゃったよ!?」
泉「お婆さんは桃太郎を拾い上げると、お爺さんと半分こしようと家に連れて帰りました―」
康「半分こって何!?
まさか包丁でパカッてするつもりか!?」
泉「もぉー、康ちゃん先に言っちゃダメだよぉ―」
康「するつもりかい!!
なんて残虐な昔話なんだ!」
泉「そしてお爺さんが桃太郎を包丁でパカッとすると…」
康「この人殺しぃぃぃ!」
泉「中から一回りちっちゃい桃太郎が出てきました―♪」
康「マトリョーシカかよ!」
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